猫の らんこ  マウスで遊んであげてね^^

2012年03月27日

劇団民藝『静かな落日』川崎公演と映画上映のお知らせ

4月29日に川崎市の麻生市民館ホール(小田急線新百合ヶ丘駅北口)にて、
『静かな落日』の一日公演が催されます。
これは川崎・しんゆり芸術祭2012のなかの一公演として上演されるものです。
民藝の稽古場は新百合ヶ丘駅から三つ目の黒川駅が最寄り駅で、いわゆる地元公演になります。


4月29日(祝)14時開演 麻生市民館 入場料金5,000円 
【お申し込み】劇団民藝 電話044-987-7711


また川崎・しんゆり芸術祭での『静かな落日』上演にあわせ、
アルテリオ映像館にて【劇団民藝と広津和郎】題し、関連映画が上映されます。


「松川事件」 4/21(土)12:50、4/22(日)14:45、4/26(木)17:20、4/27(金)10:00
「にっぽん泥棒物語」 4/21(土)16:10、4/22(日)18:10、4/26(木)10:00、4/27(金)13:45
「晩春」 4/21(土)10:00、4/24(火)17:00、4/25(水)12:30、4/27(金)16:20
「安城家の舞踏會」 4/21(土)18:50、4/24(火)14:50、4/25(水)10:00、4/26(木)13:00


入場料(当日券のみ) 一般・シニア・学生・障がい者 1,000円/
アルテリオ・シネマ会員、高校生以下 800円
詳しくは川崎市アートセンター・アルテリオ映像館までお問合せ下さい。 Tel. 044-955-0107
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2012年02月23日

劇団民藝『静かな落日』を鑑賞して

静かな落日

劇団民藝の公演・広津家三代を描く『静かな落日』が、好評のうちに幕を閉じました。
知人や友人を誘って、三回会場に足を運びました。
連日大勢のお客様が足を運んでくださっていて、大変嬉しく感じました。
広津和郎志賀直哉の文士同士の心温まる友情、
松川裁判を広津和郎に紹介するきっかけとなった宇野浩二との交流、
大衆作家として一世を風靡した父親・広津柳浪との対話。
ユーモアあふれるせりふが散りばめられながら、どの場面も切々と胸にしみいります。
女性問題では優柔不断で、家族を悩ませ続けた一人の男としての姿も、
率直に描き出されていました。妻と別れた後に暮らし始めたハマさんという女性にも
非常に好感が持てました。

そしてペンの力で膨大な松川裁判批判を続け、
やがて大きなうねりを生み出していく広津和郎の、
人間として作家としての決意のようなものが、舞台から強く伝わってきました。
人が毅然として真実に立ち向かう姿を、凛として浮かび上がらせてくれるお芝居でした。
どんなことがあってもめげずに、忍耐強く、執念深く、
みだりに悲観もせず、楽観もせず、生きとおして行く。
(「散文精神について」1936年)

広津氏が散文精神について語った言葉が、現代の我々の前に、
鮮やかによみがえってまいります。

「好きよ、お父さんが好き」
松川裁判をたたかいつづける病身の父にぴったり寄り添う桃子は、一人つぶやきます。
和郎が亡くなった後に、父の回想場面が続き、
桃子が再び「好きよ、お父さんが好き」とつぶやく場面には、特に胸が熱くなりました。
私も夜中にそんな風に父のことを思い出し、つぶやくことがあるからです。
樫山文枝演じる桃子の、娘としての思いに共感して、思わず涙がこぼれました。

会場のホールには広津家三代の写真と共に、松川事件の写真も多く貼られていました。
お客さまたちが見いっている様子に、私も励まされる思いでした。
未解決事件である松川事件のことを風化させたくない、
多くの人たちに知って頂きたいと強く願い、劇場を後にしました。
劇団民藝の皆さま、すばらしい舞台をありがとうございました。


静かな落日
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2011年09月10日

民藝『静かな落日』上演と、映画『松川事件』上映会のお知らせ

劇団・民藝では、来年、広津和郎を扱った芝居『静かな落日』の東京公演が行われます。
それに先立ち、今年11月14日紀伊国屋サザン・シアターにおいて、
映画『松川事件』の上映会が行われます。

映画『松川事件』は、虚偽の自白を誘導・脅迫する密室での取り調べと、
第一審・第二審の法廷を忠実に再現。被告とその家族の苦悩を描いた作品で、
無罪判決前に製作され、370万人が鑑賞したそうです。
監督は山本薩夫、出演は宇野重吉 北林谷栄 千田是也 宇津井健 ほかです。
拙著でお世話になった元・被告・本田昇さんの舞台挨拶もあるとうかがいました。
ロビーにて「松川事件」パネル展も行われるそうです。
もちろん私も駆けつけさせて頂きます。
松川事件は戦後最大の冤罪事件であるだけでなく、いまだに謎の残る未解決事件です。
現代史における重要なターニングポイント1949年に起きた松川事件のことを
皆さまにぜひもっと知って頂きたいと願います。
お誘いあわせの上、お出かけ頂けたら幸いです。宜しくお願い致します。


【紀伊國屋サザンシアター】 劇団民藝DVD映画上映会「松川事件」
posted by 橘かがり at 15:53 | TrackBack(0) | 松川事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする