猫の らんこ  マウスで遊んであげてね^^

2018年03月30日

善福寺川宮下橋をお訪ねして





拙著「扼殺」で描いた〈スチュワーデス殺人事件〉から59年目になる3月10日、
事件現場の善福寺川宮下橋に、花を手向けに参りました。
当時は川沿いに鬱蒼とした雑木林が広がり、
付近には畑が点在し、藁葺き屋根の古い家が連なっていたそうですが、
今は当時の面影はほとんどなく、閑静な住宅街になっており、
川沿いの道も美しく舗装されています。
ジョギング中の人や散歩しているカップルなど、何人もの人にすれ違いましたが、
花を不思議そうに眺めるだけ。60年近く前に起きた事件などすっかり忘れ去られ、
人々の記憶の片隅にも残っていないようです。
事件のあった日は大変に肌寒く、川に横たわっていた被害者の身体は、
氷のように冷たかったといいます。
まだ27歳だった被害者の無念を思うと、胸の塞がれる思いです。
ゆったりと泳ぐ水鳥の姿さえ、物悲しく感じられました。






posted by 橘かがり at 22:22| 自著について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする