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2016年09月16日

緑陰文藝サロン 「鎮魂の原爆文学を読み、ブルーグラスでアメリカを識る」



9月3日軽井沢朗読館で開かれた緑陰文芸サロン「鎮魂の原爆文学 原民喜と林京子を読む」は盛況のうちに無事に終わりました。
私も後半に少しだけ参加させて頂き、14歳の時に長崎で被爆した作家の林京子さんから届いたお手紙を、二階席から読ませて頂きました。
以前少しだけ朗読を学んだことはあったのですが、お客様の前で披露するのはほとんど初めてで、大変緊張しましたが、「私は被爆者以外の何ものでもない」と語る林さんのお気持をなぞるように、心をこめて読ませて頂きました。
第二部ではブルーグラス演奏の第一人者・東理夫氏の演奏とトークを楽しみました。
翌日は加賀乙彦氏の山荘で乾杯!緑深い場所で、心地よい疲れに身を任せたひとときでした。
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――福島原発メルトダウンに続く日本人の反応、私は8月9日の被爆以上に衝撃を受けました。事故そのものではなく、政府、原発関係者、その医療面での専門家たちの発言。8月6日9日から70年近く、私たち被爆者に対して発言を続けた、その内容とまったく変わっていない。被爆者たちの発病を今日まで因果関係なし、或いは不明として「原爆症」を切り捨ててきた答えと一歩の進歩もない。繰り返しの答弁に「日本は被爆国ではなかったのか」とその過去に対する、無関心さにただただ呆れはて、正直に申しますと、モウイイヤーと、8月9日を書き続ける空虚さに陥りました。私は自分の作品で何かが起こるなど思い上がりはありません。しかしあまりに無関心すぎる。いいえ、核物質に対して無知でありすぎる。原発と原爆、それは同じ「核物質」なのですから。
(林京子氏から脱原発文学者の会に寄せられた手紙より抜粋)


posted by 橘かがり at 17:11 | TrackBack(0) | 政治・思想・人権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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