2019年08月30日
富山旅行その2
2日目もあいにくの大雨でしたが、五箇山まで足を伸ばし、世界遺産に登録された相倉合掌造り集落を訪ねました。
外は厳しい自然環境に耐えうる強固な造り、中は家庭内産業の工場空間と生活空間を兼ねた機能的な造りを擁する合掌造り家屋は、豊かな自然、農村風景とよく調和し「日本の原風景」として非常に高い評価を受けています。同時に相倉集落は、世界でも珍しい「人の住んでいる‘生きた世界遺産’」です。
そのせいなのでしょうか、初めて訪れた場所なのにひどく懐かしい印象を受けました。民俗館や案内所、土産物店の方々の笑顔も優しく、温かい気配あふれる合掌造り集落ーー。数百年の時を経て、今に息づく美しい文化遺産でした。
富山旅行その1
北陸自動車道に出ると、滝のような雨が降り出し、突然警報が鳴り出しました。土砂崩れ警報でした。
大雨の中を疾走し、ようやく宿にたどり着くとほっとしました。
茶室でお茶を頂き、露天風呂につかっていると、奇跡的に雨がやみ、うっすら晴れ間さえのぞいてきました。諦めかけていた風の盆・前夜祭に、バスに揺られて駆けつけました。哀切な胡弓の調べが響き、幻のように美しい風の盆・前夜祭が始まりました。