猫の らんこ  マウスで遊んであげてね^^

2020年12月31日

ペンクラブ平和委員会 一年の感謝をこめて2020



ペンクラブ平和委員会では、朝鮮戦争勃発70年の節目の日に、大阪でのイベントを企画していましたが、感染拡大により、無期延期を余儀なくされました。 
その後、朝鮮戦争、徴用工裁判をとりあげ、オンラインで勉強会を重ねてきました。
10月30日には、朝鮮新報の元記者で『麦酒とテポドン』(平凡社新書)筆者でもある文聖姫氏をお迎えして、ファミリー・ヒストリー「在日コリアンとして生きる――私と私の家族の物語」を語って頂きました。 
ドラマ『愛の不時着』で関心の高まる朝鮮民主主義人民共和国の市民生活にも言及して、プライベートに軸足を置いたお話を伺いました。
「核やミサイル、政治体制のみ語られることの多い共和国にも、ぬくもりある普通の市民生活があるのを知ってもらいたい。同時に日本で朝鮮学校に通う子どもたちの直面する厳しさも、皆さんにぜひ知って頂きたい」
そう語る文さんの真摯な言葉が、胸に残りました。文聖姫さん、ありがとうございました。
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今年は本当に大変な一年でした。 
ブログもあまり更新できませんでしたが、読んで頂きありがとうございました。
来年こそ明るい年になりますよう祈っております。
皆さまどうぞ良いお年をお迎え下さい。
感謝をこめて 橘 かがり

posted by 橘かがり at 11:00| 日本ペンクラブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月30日

『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』


敬愛する国際ジャーナリスト春名幹男氏の新刊が発売された。氏がロッキード事件について書かれているのは知っていたので、本当に待ちに待った発売である。 
その名も『ロッキード疑獄〜角栄ヲ葬リ 巨悪ヲ逃ス〜』(KADOKAWA)。
第一部は「追いつめられる角栄」第二部は「なぜ田中を葬ったのか」第三部は「巨悪の正体」という構成をとり、時系列を逆にして、第一部で事件の推移を記し、第二部で田中元首相と米国政府の関係を語り、第三部で「巨悪」について詳述されている。多くの新事実が盛り込まれ、歴史物語のように綴られていて、手に汗握りながら読み進んでいる。
ロッキード事件については幾つもの陰謀論が流布されているが、それをも徹底的に検証していて、ミステリ小説のようにも楽しめる。
600頁にも及ぶ渾身の力作で、氏の覚悟が伝わってくる。「書く」ことの凄まじさをも、あらためて思い知らされるようだ。黒い表紙に「角栄潰し」「角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス」の文字が浮き上がる装丁もミステリアスで惹きつけられる。

私事ではあるが、亡き父がロッキード事件全日空ルートの弁護人をつとめ、たまたま母の大親友が田中角栄邸に討ち入った検察官Iの妻だったこともあり、家庭内にも緊張が走り、思春期を揺さぶられた大事件だった。
父が亡くなってもう10年がたつ。父がこの本を読んだらどう思うだろうと、墓前礼拝に参列して思いを馳せた。皆さまにぜひぜひ読んで頂きたい一冊、特に第三部「巨悪の正体」は、頭に叩き込んで欲しいと願わずにはいられなかった。
折しもアメリカ大統領選の経緯を眺めて、アメリカの闇を見せつけられる毎日だった。本書は現代史を見つめ直すきっかけとなる名著と確信している。

posted by 橘かがり at 20:58| 政治・思想・人権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月09日

信州湯治の旅その2

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a posted by (C)橘かがり

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e posted by (C)橘かがり

松代でどうしても訪れたかったのは「松代大本営跡地」です。松代大本営地下壕は、舞鶴山を中心に10q余りが碁盤の目のようにくり抜かれています。
第二次世界大戦末期に、軍部が「本土決戦の最後の拠点」として、極秘のうちに、大本営、政府各省をこの地に移す計画だったと聞きます。
終戦の8月15日まで9ヶ月間建設工事が続けられ、突貫工事をもって全工程の約8割が完成していたそうです。
当時の金額で1億とも2億ともいわれる巨額が投じられ、労働者として日本人だけでなく、多くの朝鮮の方々も強制的に動員され、犠牲者も出ています。
ここが選ばれた理由は「固い岩盤地帯」であったからですが、工事はどれほど苛烈を極めたことでしょう。
訪れたのは大変暑い日でしたが、地下壕はひんやりしていて、不気味な静けさに包まれていました。ヘルメットを被り、100メートルほど歩いたところで、コウモリの群れに遭遇し、先に進むのを躊躇して、慰霊碑に手を合わせて帰りました。
一億玉砕しても「国体」を護持したかった大日本帝国軍部の画策したものは、いったい何だったのでしょう。戦争の無意味さ愚かさ無惨さを、松代大本営跡地は、まざまざと物語っています。決して忘れずにいようと堅く誓いました。


posted by 橘かがり at 19:53| 旅行・散策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする